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2021.10.22 | 学部・学科からのお知らせ

川野光興准教授(食品微生物学)の科学論文がオンライン出版されました。

クローン病患者は腸内の酪酸産生菌が減少していることを発見

川野光興准教授が川崎医科大学 消化管内科学講座と連携して行った研究の成果「Comparison of mucosa-associated microbiota in Crohn’s disease patients with and without anti-tumor necrosis factor-α therapy(邦題:抗腫瘍壊死因子α療法を受けたクローン病患者と受けていない患者における粘膜関連微生物叢の比較)」が、日本酸化ストレス学会の科学雑誌 (Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition [IF: 3.214]) からオンライン出版されました。

クローン病患者の粘膜関連細菌叢の特徴と、抗TNF-α療法が粘膜関連細菌叢に及ぼす影響を調べるために、クローン病患者の粘膜関連細菌叢を回腸末端部から採取したブラッシングサンプルを用いて次世代シークエンス解析を行いました。

クローン病患者群と対照群との間で属レベルの分類学的組成を比較分析したところ、クローン病患者群では対照群に比べて酪酸産生菌が少ないことが明らかになりました。

Comparison of mucosa-associated microbiota in Crohn’s disease patients with and without anti-tumor necrosis factor-α therapy

Comparison of mucosa-associated microbiota in Crohn’s disease patients with and without anti-tumor necrosis factor-α therapy

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