
― 児童福祉司という夢がはっきりした原点 ―
中学生の頃から、児童福祉司になることが夢でした。中学2年生の後半、不登校になった時期があり、そのときに児童相談所の先生方にお世話になったことが大きなきっかけです。「この人たちみたいに、困っている子どもを支える仕事がしたい」「いつか一緒に働きたい」と思うようになりました。
高校では、探究活動や課外活動にも力を入れました。特に印象に残っているのが、多目的トイレについて調べる活動です。車いすの方が使いやすいトイレとはどんなものか、手すりの位置やオストメイト設備などを実際に見て回り、写真を撮って調査しました。その情報を「みんなでつくろう多目的トイレマップ」というアプリに投稿し、より多くの人に知ってもらう活動を行いました。
さらに、美観地区での車いす街歩きや、障がい者スポーツ教室に参加し、チラシを配りながらアプリの存在を伝える活動も行いました。この活動で、高校生ボランティアアワードに出場し、最終的には大賞を受賞することができました。発表の場では、人前で話すことや質疑応答もあり、大変でしたが、「将来、子どもの前や人の前で話す仕事を目指す自分にとって、とても大切な経験だった」と感じています。

― オープンキャンパスに何度も足を運び、「ここなら頑張れる」と思えた ―
進路を考える中で、心理学を学びたいという思いから、他大学のオープンキャンパスにも参加しました。ただ、就職先を見ると一般企業が多く、「自分の夢と少し違うかもしれない」と感じるようになりました。そこで、保育士資格を取得したうえで児童福祉の道に進めることを知り、中国学園大学の子ども学科に興味を持ちました。
初めて参加したオープンキャンパスは2025年3月でした。その後も何度も足を運び、体験授業を受けたり、先生や先輩と話したりする中で、「先生と学生の距離が近い」「先輩たちがとても優しい」という印象を持ちました。オープンキャンパスに何度も参加したのは、「先生に自分のことを知ってもらいたい」「この大学で学ぶイメージをしっかり持ちたかった」からです。
総合型選抜を受験するにあたっては、面接が一番不安でした。何を聞かれるのか分からず、高校の先生に相談しながら、何度も書き直しや練習を重ねました。特に意識したのは、「相手の目を見て話すこと」。高校時代のボランティア活動で指摘され、克服してきたことを、面接でもしっかり生かそうと決めていました。
本番はとても緊張しましたが、「大学に合格して、夢に近づきたい」という気持ちと、「一緒に受験した友達と一緒に合格したい」という思いが支えになりました。

― 学びを力に、誰かを支える存在へ ―
大学に入学したら、心理学や児童福祉について専門的に学びたいと考えています。児童相談所で一時保護所にいた経験から、大学生が非常勤職員として働いている姿を見たことがあり、「自分も大学生になったら、そうした現場でアルバイトをしてみたい」という思いもあります。
将来は、子どもや家庭に寄り添える児童福祉士になることが目標です。大学での4年間は簡単なことばかりではないと思いますが、「これまでの経験を無駄にせず、一つひとつ乗り越えていきたい」と考えています。
「合格はゴールではなく、スタート。大学でしっかり学び、少しずつでも夢に近づいていきたいです」
